2012年7月2日月曜日

日本が開発製造したYS-11

戦後の日本の航空産業の総力を挙げて自主開発したターボプロップ(ジェットエンジンでプロペラを回す)機。双発のエンジンながら六四人の乗客を運べるという経済性と実用性を買われ1962年の初飛行ながらいまでも世界中で79機が活躍する。

日本国内での引退は2006年に決定していることから、搭乗の機会があれば心して味わいたい。
なお、後継のジェット機の開発が決まらないため、日本の航空機技術が途絶える心配が出ている。

ローカル線で活躍のサーブ340B

スウェーデンの自動車・航空機メーカーの開発した小規模路線用のターボプロップ機。36席で小回りがきく。国内では日本エアコミューターで使用。

機内からの見晴らしがよいフォッカーF-50

胴体の上に主翼が付いているので、翼にさえぎられることなく大きな窓から眺めを楽しめる、オランダのフォッカー社の製造による50人乗りのターボプロップ機。

ひと昔前に日本のローカル線で活躍したF-97フレンドシップの発展型だ。名古屋を本拠地に地方路線を飛び回る中日本エアラインサービスで使用。

これから増える50人席のカナディア・リージョナルージェット(CRJ)

カナダのカナディア社製コミューター機。史上初の五〇人乗りのジェット機で欧米で急速に広まっている。ビジネス用ジェット機を基礎に再設計したもので、騒音が少なく、乗り心地もよい。日本でもコミューター路線のジェット化が増えることから導入は多くなりそうだ。国内ではフェアリンクとジェイエアで導入。